シー・アンド・ヒムやモンスターズ・オブ・フォーク等の活動でも知られるポートランド出身のシンガーソングライター/ギタリスト、M・ウォードが1999年にリリースしたファースト・アルバム。彼の新旧ファンだけでなく、ローファイやアメリカーナの愛好家をも感心させる、美しく確かな作品。
2024年1月26日、M. Wardの最も名高い2枚のアルバム、『Duet for Guitars #2』(1999年)と『Transfiguration of Vincent』(2003年)が、Merge Recordsよりリイシューされる。『Duet for Guitars #2』はM. Wardの特徴的な粗削りさとフィンガーピッキングの腕前を我々に紹介した。これ以降のアルバムよりもミニマルな内容で、子守唄からロック的な愛の宣言まで、幅広い楽曲が収録されている。アルバムは、1999年にCo-Dependent Recordsからリリースされ、最初の1,000枚のうちの1枚がHowe Gelbの手に渡り、2000年にOw Om Recordsから再発売された。その後、廃盤となり、2007年にMerge Recordsから3曲の新曲を加えて再発されるまで、M. Wardのカタログの中でも入手困難な作品となっていた。この『Duet for Guitars #2』は、M. Wardの新旧ファンだけでなく、ローファイやアメリカーナの愛好家をも感心させる、美しく確かなアルバムである。2003年、『Transfiguration of Vincent』のリリースで、Wardのすべてが幕を開けた。批評家から絶賛され、長く愛されたこのアルバムを、Pitchforkは「時代を超越し、ジャンルの制約にとらわれない」アルバムと称賛し、Slantは2000年代のベスト・アルバム・リストにこの作品を選出した。このアルバムは、M. Wardとの恋愛を始めるのに最適なアルバムであると同時に、リスナーが20年もの間、何度も何度も繰り返し聴いてきた、深く、見事な形となった作品である。
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- 1. Duet for Guitars #2
- 2. Beautiful Car
- 3. Fishing Boat Song
- 4. Scene from #12
- 5. Good News
- 6. The Crooked Spine
- 7. Look Me Over
- 8. Who May Be Lazy
- 9. It Won’t Happen Twice
- 10. He Asked Me to Be a Snake & Live Underground
- 11. Song from Debby’s Stairs
- 12. It Was a Beautiful Car
- 13. Were You There?
- 14. Not a Gang
- 15. Duet for Guitars #1