グランジ、メタル等、様々なシーンやアーティストに影響を与えるカリスマ、メルヴィンズの新作が完成。メルヴィンズ1983(キング・バゾ、デイル・クローヴァー、マイク・ディラード)としては『トレス・カブローネス』以来、実に7年ぶりとなるアルバム『ワーキング・ウィズ・ゴッド』、リリース。
2021年、Melvins 1983(1983年時のメンバーでのMelvins)の新しいアルバムがリリースされる。御存知の通り、Melvins 1983は可能な限りオリジナルのMelvinsに近いラインナップである。今や唯一の結成メンバーとなったKing Buzzoと、ほぼオリジナルのメンバーであるDale Croverは、オリジナルのMelvinsのドラマー、Mike Dillardとニュー・アルバム『Working With God』をレコーディングする為に、再びチームを組んだのだ。アルバムにはあらゆる種類の興味深い曲が詰まっている。前にも言ったが、もう一度言う。Melvinsを聴くことは、ドラッグでトリップしている誰かの映画を観ながらドラッグでトリップするようなものだ。そして、このアルバムも例外ではない。『Working With God』はMelvins 1983の最後のアルバムであった『Tres Cabrones』よりも焦点を絞った作品と見なすことができる。King BuzzoとDale Croveは現在、ロサンゼルスに住んでおり、Mike Dillardはワシントンに住んでいる為、アルバムは2度のセッションを通してレコーディングされ完成した。米のロック・バンド、Melvinsは1983年、ワシントン州モンテサーノで結成された。基本はトリオでプレイし、時に4人編成となり、昨今はドラマーやベーシストを追加したりもしているが、Buzz Osborne(Vo/G)とDale Crover(Dr)の二人が1984年からのコンスタントなメンバーである。1986年にデビュー・EP『Melvins(Six Songs)』、1987年にデビュー・アルバム『Gluey Porch Treatments』をリリース。1993年、Atlantic Recordsから初のメジャー作『Houdini』をリリースも、計3枚のアルバムのみでメジャーを離脱。1999年からはMike PattonのIpecac Recordingsとのパートナーシップをスタートさせている。MelvinsはNirvana、Soundgarden、Green River等、シアトルのグランジ・バンドに大きな影響を与えたことで知られる。また、グランジ以外にもTool、Mike Patton(Faith No More)、Boris、Pig Destroyer、Helmet、Full of Hell、Corey Taylor(Slipknot)、Sleep、Earth、Sunn O)))、Lamb of God、Mastodon、Neurosis、High On Fire、Baroness、Eyehategod、Isis他、数多くのバンドがMelvinsからの影響を口にしている。
- 1. I Fuck Around
- 2. Negative No No
- 3. Bouncing Rick
- 4. Caddy Daddy
- 5. 1 Brian, The Horse-Faced Goon
- 6. Brian The Horse-Faced Goon
- 7. Boy Mike
- 8. 1 Fuck You
- 9. Fuck You
- 10. The Great Good Place
- 11. Hot Fish
- 12. Hund
- 13. Good Night Sweetheart