LP

CHAOS FOR THE FLY (IMPORT LP COLOR)

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フォンテインズD.C.のフロントマン、グリアン・チャッテンのソロ・デビュー・アルバムが完成。自身の中でも最も私的な作品『ケイオス・フォー・ザ・フライ』、リリース。●共同プロデュース:ダン・キャリー

Grian Chattenは、今年の夏、6月30日にPartisan Recordsからリリースするソロ・デビュー・アルバム『Chaos For The Fly』の詳細を発表した。Fontaines D.C.のヴォーカリストは、プロデューサーのDan Careyと共にこのアルバムに取り組んだ。ダブリンから北へ30マイル、風が吹き抜ける遊歩道沿いに、くたびれたカジノがある。ここは、忘れ去られた海岸沿いの街の錆びた魅力を知る人なら、誰でも知っているような場所だ。今はシャッターが閉められ、ラウンジバーでは、ビリヤードボールやグラスの音が、スロットマシンの音と同じように響いている。ここで、『Chaos For The Fly』は誕生した。「夜、ストーニー・ビーチを歩いていたら、波打ち際で曲が浮かんできたんだ。僕はただそこに立って、波を見ていた。そしたら、その音を聞いた。コード進行からストリングスのアレンジに至るまで、あらゆる部分をね」とChattenは振り返る。出来上がった曲は、Fontaines D.C.のバンドメンバーと共に、形を変え、再構築することもできただろうが、Chattenはこれを別の方法で扱うことにした。「僕は自分でこれをを作り上げたい、とただ思ったんだ。バンドとしての次の方向性はわかっているけど、この曲で行きたいのはそこではない。自分の魂の誇張された部分がいくつかあって、それを表現したかったんだ。他のメンバーも、それぞれクリエイティヴでソングライターだ。だからこそ、彼らのところに行って、『ちがう、こうじゃなきゃダメだ』といったことはしたくなかった。そうやって、この曲たちに妥協したくなかったんだ」と彼は説明する。Fontaines D.C.の長年のプロデューサーでもあるDan Careyが共同プロデュースしたこのアルバムは、これまでのChattenの作品の中で最も詩的な作品へと仕上がった。「このアルバムの多くは、僕とギター1本で書かれたもので、エレメントを煮詰めていくというアイデアをとても気に入っている。手のひらの上に曲があるような感覚で、自分とギターだけでコントロールができる。その結果として、強度が増すんだ」と彼は語る。『Chaos For The Fly』には、9曲にわたって、人生のあらゆる感情やストーリーが取り込まれている。確かに辛いものもあるが、それを形にし、声を生き生きとさせることで、Chattenは独自の美しさを持つものを作り上げた。ここは、あなたが訪れたいと思うだけでなく、何度も足を運びたくなるような場所なのだ。●Fontaines D.C.の12ヶ月は、慌ただしくも実り多いものであった。バンドはサード・アルバム『Skinty Fia』をリリース。2021年のグラミー賞で最優秀ロック・アルバムにノミネートされた2020年の『A Hero's Death』、マーキュリー賞とアイルランドのチョイス賞の両方にノミネートされた2019年のデビュー・アルバム『Dogrel』に続く同作は、アイヴァー・ノヴェロにノミネートされ、高い評価を獲得。イギリスとアイルランドでチャートの1位を獲得し、バンドはブリットアワードのインターナショナル・グループ・オブ・ザ・イヤーに輝いた。


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  • 1. The Score
  • 2. Last Time Every Time Forever
  • 3. Fairlies
  • 4. Bob’s Casino
  • 5. All Of The People
  • 6. East Coast Bed
  • 7. Salt Throwers Off A Truck
  • 8. I Am So Far
  • 9. Season For Pain
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