エド・ウィン率いるインストゥメンタル・サイケデリック・ロック・バンド、オズリック・テンタクルズ。UKのミュージック・フェステイヴァルの再興に大きな影響を及ぼした彼らが1985年にリリースしたデビュー・アルバム。
『Erpsongs』は1985年のOzric Tentaclesのデビュー・アルバムで、当初はカセットのみでリリースされた。1984年と85年にレコーディングされたスタジオ音源を収録しており、トラック・リストはアートワークに印刷されていなかった。ハイエナジーな「Velmwend」や、よりリラックスした「Dots Thots」等、ライヴでの人気曲はすぐにわかるものの、『Vitamin Enhanced』のCDで曲順が明確になるまでは、その内容は何年ものあいだミステリアスなままであった。『Erpsongs』はファンの間で根強い人気があり、70年代の影響を受けた渦巻くようなスペース・ロック・ジャムが確立され、非常にオリジナルなサウンドが維持されている。【Ozric Tentacles/オズリック・テンタクルズ】Ozric Tentaclesは英サマセットで1983年に結成されたインストゥルメンタル・ロック・バンドだ。1985年の『Erpsongs』を皮切りに、当初はカセットで音源をリリースしていた。1989年には自主レーベル、Dovetail Recordsを設立し、オフィシャルのファースト・アルバム『Pungent Effulgent 』をリリース。この頃からバンドは一般的な人気を獲得するようになり、1990年にはセカンド・アルバム『Erpland 』、1991年にはサード・アルバム『Strangeitude』をリリース。『Strangeitude』収録のシングル「Sploosh!」は、UKインディ・チャートで1位を獲得。続く1993年のアルバム『Jurassic Shift』はUKアルバム・チャートで11位、同インディ・チャートで1位を獲得した。その後も継続的にアルバムをリリース。目下、30枚以上のアルバムをリリースし、一度もメジャー・レーベルとは契約をしてないながら、100万枚以上のアルバムをワールド・ワイドで売り上げている。この間、幾度もメンバー・チェンジを行うが、ギタリストのEd Wynneは唯一のオリジナル・メンバーとしてバンドに残っている。Ozric Tentaclesの音楽性は多岐にわたる。カンタベリー・ロックを代表するSteve HillageやGongの影響を強く感じさせ、サイケデリック・ロック、プログレッシヴ・ロック、スペース・ロック、ジャズ/フュージョン、エレクトロニック、ダブ、ワールド等、あらゆるジャンルを融合したサウンドを鳴らす。また、楽曲の大半はインストゥルメンタルである。昨今では、UKのミュージック・フェステイヴァルの再興に大きな影響を及ぼしたバンド、として広く認識されている。
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- 1. Velmwend
- 2. Fast Dots
- 3. Thyroid
- 4. Spiral Mind
- 5. Synth On A Plinth
- 6. Dharma Reggae
- 7. Tidal Otherness
- 8. Erpriff (Glastonbury Oct '85)
- 9. Descension
- 10. Misty Gliss
- 11. Dots Thots
- 12. Clock Drops
- 13. Five Jam
- 14. Oddhamshaw