90年代のニューヨークにパンクを甦らせた伝説のバンド、Dジェネレーションが17年振り(!)の新作を完成。オリジナルメンバーで制作された通算4枚目のアルバム『ナッシング・イズ・エニィホエア』、リリース。
D Generationに関しては何の説明もいらないだろう。彼らは1991年にニューヨークで結成されたパンクバンドで、ここ25年の中でも最も重要なバンドの一つに数えられる。レコード会社との契約前、D GenerationはニューヨークのCBGB、The Continental、Irving Plazaといったライブハウスでプレイしていた。楽器は壊され、ガラス瓶は割られ、警察も呼ばれ、ライブハウスは閉められ、レコード会社の幹部はそっぽを向いたが、そこにいた僅か数百のオーディエンスはシーンが変わる瞬間を体感していた。バンドはその後『D Generation』(1994年)、『No Lunch』(1996年)、『Through The Darkness』(1999年)と3枚のアルバムをリリース。「90年代のニューヨークにパンクを甦らせた存在」と評されたが、1999年に解散した。2011年、ライブを行うため、バンドは再結成。そして、Jesse Malin、Danny Sage、Howie Pyro、Michael Wildwood、Richard Bacchusというオリジナルのメンバーで、17年振りとなる新作を完成させた。メンバーのDanny Sageがプロデュースを手掛け地元ニューヨークでレコーディングされた4枚目の当アルバム『Nothing Is Anywhere』は、バンド自身のレーベルBastard Basement Recordsより2016年の夏にリリースされる。
- 1. Queens Of A
- 2. Lonely Ones
- 3. Apocalypse Kids
- 4. 21st Century Blues
- 5. Dance Hall Daze
- 6. Mercy Of The Rain
- 7. Hatful Of Rain
- 8. Don't Believe
- 9. Rich Kids
- 10. Militant
- 11. Piece Of The Action
- 12. Not Goin' Back
- 13. Tomorrow