自在に表情を変える情緒豊かな音色が世界から注目される尺八。NHK大河ドラマ『真田丸』、舞台『刀剣乱舞』から石井竜也、ももいろクローバーZ、EXILEといったJ-POP、NHK Worldの和楽器番組プロデュース、さらに海外公演と国内外でひっぱりだこ、2019年には尺八人気の高い中国のドキュメンタリー映画『尺八・一声一世』で主演もつとめた日本を代表する若き尺八奏者、映画挿入曲も収録したソロデビュー作が遂に完成!!

1. 白河博労節（福島県民謡）初代小湊法笙が福島県白河に歌い継がれて来た民謡を編曲して生まれた名曲。自身が最も愛する民謡でありルーツといえる一曲。（本来は唄、囃子、尺八での形態だが尺八独奏で演奏している）2. ミナモノモリ　　Gt：齋藤純一／per：中丸達也緑生い茂る森に囲まれた澄み渡る湖、幼い頃父と訪れた夏の終わりの景色。水面に映る木々や鳥達を観ていると尺八を自分の心の投影のようであると改めて気付かされる。世界中で観る事のできる景色の中で和と洋の楽器が国境を越えて心を共有出来たらと思い今回のアルバム用に書き下ろした新作。3. Scarlet　中国映画「尺八・一声一世」挿入曲　Gt：齋藤純一／太鼓、鳴り物：美鵬直三朗／Vln：土屋雄作2019年中国全土で公開された尺八ドキュメンタリー映画「尺八・一声一世」挿入曲。学生の頃70/80年代のFusionに強い衝撃を得ていた感性を自身の音楽性に詰め込んだ一曲。自身のユニット『ALIAKE』のサポートによって生み出された和のFusionサウンドは必聴。4.千に咲く　Gt：齋藤純一／per：中丸達也／Pf：松浦晃久遠く離れ会えなくなってしまった親友に捧げた曲、いつかまた逢えるその時までずっと笑顔でいて欲しい。pianoにサウンドプロデューサー松浦晃久を迎え磨きのかかったノスタルジックなサウンドはタイトルチューンとして自信の作品となった。5. Black Orpheus　　Gt：齋藤純一／per：中丸達也大学を卒業して１年後から１年半の間ストリートミュージシャンとして活動していた中で数多くのカヴァーをしたのが『ボサノヴァ』だった。中でも最も新たな尺八の可能性を感じた楽曲『黒いオルフェ』を小湊昭尚Trioの三人でセッションアレンジ。パワフルさと哀愁ある尺八を感じて欲しい。6. 愛の糸　中国映画「娃児」主題歌　箏：市川慎／太鼓、鳴り物：美鵬直三朗／Vln：土屋雄作／中国夢想メロディー音楽教育合唱団２０１８年中国で公開されたドキュメンタリー映画『娃児』の主題歌。都会へ出稼ぎしている両親を持つ子供達は会う事もまともな教育を受ける事もできない日常である中国農村事情は昨今に関わらず大きな問題である。遠く離れていても親子の絆は大きな愛の糸で結ばれている。『ZAN』として2002年から活動を共にしている箏・市川慎、アレンジ・TATOOのサポートで長年培ってきた和POPsサウンドを再現。中国夢想メロディー音楽教育合唱団の協力によって生まれた臨場感溢れる演奏が映画会場いっぱいに響き渡った。7. Traceurs　津軽三味線：小山豊"Traceurs(トレイサーズ)"とはエクストリームスポーツの「パルクール」の競技者の事。体ひとつで忍者の如くヒラヒラと街を馳け廻る様、ひとつのミスすら許されない極限の緊張感の中で繰り広げられる心技体の究極の姿をイメージ。名手・小山豊の津軽三味線との息の合ったセッションが疾走感溢れる躍動的なサウンドを生み出している。