キャッチーなポップさと一種独特のフォルムをあわせ持つtoncoの音世界。あたたかな親しみやすさとシュールな不思議さが混在する摩訶不思議な心地良さが凝縮された珠玉の10曲。2010年『木箱のリボンを』、2014年『綴り描く』に続く、3部作の完結編。
ビートリーでキュートなロックチューン、フランス映画音楽の哀愁、カンタベリー風インプロヴィゼーション、神秘的でファンタジックなバラッドまで、様々な要素を内包し、あたたかな親しみやすさとシュールな不思議さが混在するカラフルな内容。ポップソングの定型を踏まえつつも、力みのない逸脱と独特の美意識がtoncoの多面的な世界観と音楽性の源となっている。ゆたかな詩情と様々な景色を持つ楽曲を手練れミュージシャンが的確で深みのあるアンサンブルで彩っています。 丁寧にアレンジされ、一筋縄ではいかない音楽家達によって奏でられた10の物語。でも聴き終わってみると耳に残るのはtoncoちゃんのチャーミングで表現豊かな歌声ばかり。きっととんでもない猛獣使い。あらためてtoncoちゃんの歌が大好きになった!──影山敏彦 / tico moon toncoの世界を旅しました。そこで出会った個性溢れる住人たちと共に火を囲んで酒盛りを楽しみ、懐かしさと儚さをたくさん感じた楽しく濃密な時間でした。歳も性別も言葉も楽器も、何にも囚われない自分になれる世界がそこにありました。──吉野友加 / tico moon 丹念に作り込まれた素晴らしいアルバム。珈琲に例えるならマンデリンの深煎りネルドリップ。聴くたび新しい発見があります──栗原正己 / 栗コーダーカルテット
- Disc 1
- 1. ファニーマン
- 2. POST CARD
- 3. Snow Town
- 4. Mr.Lonely Long Hair
- 5. ストーミーサマー
- 6. The Nosegay
- 7. ハリエットの鍵
- 8. 姉妹の糸
- 9. おじいさんの部屋
- 10. 真夜中のカルボナーラ