NYブルックリン出身のインディ・ロック・バンド、ザ・メンのニュー・アルバムが完成。ラインナップが安定する中、バンドとしてピークな状態でリリースされる自身8枚目のアルバム、『マーシー』。
ニューヨークのパンク・バンド、The Menは常に予測不可能であったが、この8枚目のアルバム『Mercy』でバンドとして全く新しいことを行った。結成以来、彼らは初めて同じラインナップで3枚のレコードを作ることができたので、発展しながら継続するサウンドを持つアルバムを自身のやり方で作り上げたのだ。具体的には、ラインナップの安定性により、2017年の『Drift』で探求していた音を深め、巧みに処理し、ユニークで明確な声を持つトラックを作ることが可能となった。『Mercy』はSerious BusinessスタジオでTravis Harrisonにより、2インチ・テープでライヴ・レコーディングされた。また、オーヴァーダブは極力抑えられ、作品には切迫感が生まれた。アルバムは、バンドとしてピークな状態の中、ソングライティングと創造性への深い情熱を持った、まさにThe Menのサウンドに仕上がった。The MenはMark PerroとNick Chiericozziを中心に米ブルックリンで2008年に結成されたロック・バンドだ。EPやデモを制作した後、2010年にデビュー・アルバム『Immaculada』を自主リリース。その後、Sacred Bones と契約し、2011年のセカンド・アルバム『Leave Home』を経て、2012年にはサード・アルバム『Open Your Heart』をリリース。このアルバムはPitchforkでBest New Musicに選ばれる等、高い評価を獲得した。その後、2013年に4枚目のアルバム『New Moon』をリリースし、以後、『Tomorrow's Hits』(2014年)、『Devil Music』(2016年)、『Drift』(2018年)と、現在まで計7枚のアルバムをリリースしている。
- 1. Cool Water
- 2. Wading in Dirty Water
- 3. Fallin' Thru
- 4. Children All Over the World
- 5. Call the Dr.
- 6. Breeze
- 7. Mercy