グラミー賞も授賞したディガブル・プラネッツのメンバー、バタフライによるヒップホップ・デュオ、シャバズ・パレセズ。驚愕のアルバム2枚同時リリースから3年、5枚目のアルバム『ザ・ドン・オブ・ダイアモンド・ドリ-ムス』が完成。
Shabazz Palacesのデビュー・アルバム『Black Up』はPitchfork、Gorilla Vs Bear、Varietyといったメディアにより、ここ10年の中でも最高のアルバムのひとつ、との評価を確立しているが、自身5枚目となる当『The Don of Diamond Dreams』で、彼らはヒップホップ/ラップのモダニズムをとり入れた。43分で全10曲が収録されたアルバムは、2019年を通してShabazz Palaces自身のプロデュースの元、シアトルのProtect and Exalt: A Black Spaceでレコーディング。ミックスはErik BloodのエンジニアリングによりヴェニスのStudio 4 Labsでおこなわれ、ロサンジェルスのBernie Grundman MasteringでScott Sedilloがマスタリングを手掛けた。アルバムではPurple Tape Nate、Stas THEE Boss、Darriusをフィーチャー。また、シンガー/キーボーディストのDarrius Willrich、Ishmael Butlerのプロジェクト、Knife KnightsでもコラボレートしたシアトルのOCnotes、ロサンジェルスのミュージシャン、Carlos Overall、ベーシストのEvan Flory-Barnesもコントリビュートしている。Shabazz PalacesはPalaeer LazaroとTendai Maraireによるシアトルのヒップホップ・デュオだ。Palaeer LazaroことIshmael Butlerはジャズ・ラップ・グループ、Digable Planetsの元メンバーで、通称Butterflyとして知られる。Digable Planetsは1993年のデビュー・アルバム『Reachin' (A New Refutation Of Time And Space)』で同年のグラミー賞「最優秀ラップ・グループ」を受賞している。2009年、Palaeer LazaroはTendai MaraireとShabazz Palacesを結成。同年にリリースした2枚のEP『Shabazz Palaces』と『Of Light』がPitchfork等を中心に話題となり、Sub Popと契約(Shabazz PalacesはSub Popが初めて契約したヒップホップ・アーティスト)。2011年、デビュー・アルバム『Black Up』をリリースした。『Black Up』はPitchforkでベスト・ニュー・アルバムに選ばれる等、高評価を獲得。Pitchfork、Mojo、Popmatters、Gorilla vs. Bear、The Seattle Times他、数多くのメディアにより、同年の年間ベスト・アルバムの1枚に選出された。2014年にはセカンド・アルバム『Lese Majesty』をリリース。このアルバムもPitchforkのレビューで8.2/10を獲得する等、高評を獲得。2017年には『Quazarz: Born on a Gangster Star』『Quazarz vs. The Jealous Machines』と2枚のアルバムを同時リリース。シングル「Shine a Light (feat. Thaddillac)」(『Quazarz: Born on a Gangster Star』収録)はピッチフォークでベスト・ニュー・トラックを獲得。また、盟友Thundercatがベースで参加したシングル「Since C.A.Y.A」(『Quazarz: Born on a Gangster Star』収録)も話題となった。
- 1. Portal North: Panthera
- 2. Ad Ventures
- 3. Fast Learner ft. Purple Tape Nate
- 4. Wet
- 5. Chocolate Souffle
- 6. Portal South: Micah
- 7. Bad Bitch Walking ft. Stas THEE Boss
- 8. Money Yoga ft. Darrius
- 9. Thanking The Girls
- 10. Reg Walks By The Looking Glass ft. Carlos Overall