豪メルボルンのインディ・ロック・バンド、ローリング・ブラックアウツ・コースタル・フィーヴァーの新作が完成。2018年のデビュー・アルバムが新人ロック・バンドとして同年最高の評価を獲得した彼らのセカンド・アルバム『サイドウェイズ・トゥ・ニュー・イタリー』、リリース。
豪メルボルンのインディ・ロック・バンド、Rolling Blackouts Coastal Feverは2020年6月、Sub Popよりセカンド・アルバム『Sideways To New Italy』をリリースする。アルバムのタイトルにもあるニュー・イタリーは、豪ニューサウスウェールズ州ノーザン・リヴァース近くの村で、バンドのドラマー、Marcel Tussieの出身地でもある。1800年代後半にベネチアの移民によって設立され、現在は、イタリア人のオーストラリアへの貢献に対する生きた記念碑のような役割を果たしている。バンドがツアーの間、地元とのコネクションを維持し、ファミリアリティを作り上げようとしていたことは、ここからも明らかだ。彼らはファースト・アルバムのリリースと共に世界に放たれ、ソールド・アウトのヘッドライン・ツアーをおこない、Coachella、Governors Ball、Primavera Sound、All Points East、Pitchfork Music Festivalといったフェスティヴァルでプレイ。そこから生まれるツアーへのプレッシャー、リレーションシップの解消、日常生活からの乖離、もしくは、これらの組み合わせから、グリップを失った自分たちのアイデンティティを示すために、アルバムのタイトルに地理的な意味を持たせたのだ。バンドは2020年2月、アルバムから「Cars In Space」を公開。4月1日には「She's There」のビデオと共に『Sideways to New Italy』のリリースをアナウンスした。Rolling Blackouts Coastal Feverは2013年にオーストラリアのメルボルンで結成された。メンバーはFran Keaney(Vo/G)、Tom Russo(Vo/G)、Joe White(Vo/G)、Joe Russo(B)、Marcel Tussie(Dr)の5人。彼らが作り出す楽曲はとても柔らかく、メロディに大きな焦点があてられており、Orange JuiceやThe Go-Betweensからの影響を感じさせる。シングルを数枚リリース後、2016年3月にオーストラリアのレーベル、Ivy LeagueよりデビューEP『Talk Tight』をリリース。EPはPitchforkで8.0/10を獲得し、伝説的なミュージック・ジャーナリスト、Robert Christgauからも絶賛された。その後、バンドはSub Popと契約。2017年3月にはセカンドEP『The French Press』をリリースし、Pitchforkのレビューで8.1/10を獲得。2018年6月にはデビュー・アルバム『Hope Downs』をリリースした。Uncut(9/10)、AllMusic(9/10)、Paste(8.9/10)、Pitchfork(8.1/10)、Rolling Stone(8/10)、Mojo(8/10)、Loud and Quiet(8/10)他、各メディアは『Hope Downs』を絶賛。同年の年間ベスト・アルバムでもUncut 2位、MOJO 3位、Rough Trade 5位、Paste 8位、BrooklynVegan 10位他、軒並みベスト10にランクイン。NME、Q Magazine、The Guardian他もアルバムを年間ベスト・アルバムの1枚に選出し、新人ロック・バンドとして同年最高の評価を獲得した。
- 1. The Second Of The First
- 2. Falling Thunder
- 3. She's There
- 4. Beautiful Steven
- 5. The Only One
- 6. Cars In Space
- 7. Cameo
- 8. Not Tonight
- 9. Sunglasses At The Wedding
- 10. The Cool Change ※ボーナス・トラック追加収録