結成10年目を迎える2020年、グアイズが3rd Album「あきらめることをあきらめたんだ」を十三月からリリースする。2nd Albumから約3年、録音、Mix、マスタリングエンジニアには中村宗一郎を迎え、Peace Musicにて行われた。ProduceにはGEZANイーグル・タカ、MVは川口潤監督、ジャケットはフォトグラファー池野詩織の撮り下ろしの写真となっている。全員がメインボーカルをとるシンガロングアンセム「sings!」、ミドルテンポで沸々とした日常をあきらめず希望を見出す「Never Forget」など粒が際立った極上の全10曲32分のアルバムだ。
大阪で結成し、1stアルバムのリリースのタイミングで上京、一度ベースの脱退もありながら、2020年結成10年目を迎える。東京を拠点とし、十三月でGEZANとともに第一回目からの全感覚祭を作り上げ、レーベル活動をしながらも、全国各地の地方にツアーに行き、独自のパンクの繋がりを作ってきた。その中で何度も出会いながら、話し、鍛えあげられたバンドと一人立ちした個人、それが全面に押し出された歌詞と疾走する楽曲は色々な青を思い出し、タイムスリップしたような懐かしさと寂しさが未来に響く内容となっている。今まではキャプテンがメインボーカルを取る曲が多かったが、今回のアルバムではヒロシメインボーカルの楽曲も増え、豊かになった曲のバラエティが飽きさせない。そして、今回ドラムのゆっきーのコーラスワークも全編に冴え渡り、アルバムの彩りを鮮やかにし、とてもキャッチーなものにしている。彼女は「sings!」でバンド始まって以来初めてのリードボーカルをとり、これもまたシンガロングなパンクアンセムだ。MVもこの曲で川口潤監督が製作中、実際の小学生が出演しゆっきーの幼少時代のエピソードを盛り込んだドラマ仕立ての内容だ。
- 1. 行進
- 2. 朝に迎える
- 3. sings!
- 4. Start Again
- 5. 未来で会おう
- 6. ブルーズ・ブルー
- 7. トワイライト・タイム
- 8. Friendships
- 9. すべてがゼロになって
- 10. いってらっしゃいを背中に