”おはなし”と題した一曲ごとに世界観を作り上げ、 演奏スタイルにサンプラーをはじめとする様々な楽器、小道具など駆使したパフォーマンスが穏やかなメランコリックサウンドワールドへと誘うオツベルによる新作。オツベルが録音やライブサポートでも参加するなど交流の深い滝本晃司(ex.たま)も参加。
"「むかしみた夏といまみる夏で記憶のズレがあって きっと自分が体感した時間はカラダのどこかでは憶えている 栃木での幼少時代における夏の記憶が おぼろげな情景となって投影されているように思えます」 オツベル" オツベル名義としては第二作目となりみぇれみぇれ時代からでは4 枚目になる夏の隙間を題材にして温めていた今作。 みぇれみぇれ時代を経ても変わらずにオツベルの空想ワールドの魅力が詰まった作品だが 現実と空想の隙間に感じる憂いや願い、“今、への思いが隠れている。 自身も敬愛する作家「宮沢賢治」への敬意を込めて星めぐりの歌の詩を一部抜粋された「ジョンとカヌパと」を収録。エレキベースにて滝本晃司(ex たま)、アコーディオン、ピアノにクラモトキョウコ(ふれでりっひ書院)、コーラスに中田真由美、前回に引き続きドラムに福島浩史、前作から参加のコントラバスに広瀬達也、録音とミックスに笹倉慎介、録音もほとんどを笹倉慎介によるプライベートスタジオguzuri recording house にて収録された。
- 1. 日曜日
- 2. くるま
- 3. ジョンとカヌパと
- 4. ボンネット
- 5. 機械と魚(instrumentaru)
- 6. 傘男
- 7. タンギー爺さんの家
- 8. soratobu
- 9. 夜を迎えに
- 10. 夏といえば