1980年、東京ポストパンク黎明期の幻の音源 奇跡の発掘! “絶対零度”の1980年5月に六本木スタジオマグネットにて録音され、未発売となっていたライブ音源と、同年7月に録音された『Junk Connection EP』のデジタルリマスター音源を合わせ、絶対零度・初期音源集として発売。 ●紙ジャケット / 貴重な写真、テキスト掲載の8ページブックレット付き ※ブックレット内容:初期絶対零度のスナップ、ステージショット、メンバーによる絶対零度に関する文章など
「絶対零度は僕が初めて、ライブを見てレコードを作りたいと思ったバンドだった。ロックのフォームを壊したところから始まったようなその音楽は、東京ロッカーズの次の時代を予兆させ、新鮮な衝撃だった。」地引雄一(写真家・JUNK CONNECTION主宰) ///// 東京ポストパンク黎明期の幻の音源 奇跡の発掘!伝説のジャンクコネクションEP(デジタルリマスター初CD化)とカップリングで40年の時を経て入魂リリース!「なにもない!」当時20歳前後の若者たちの虚無の叫びと、惜しげなくカオティックな熱を放つバンドのコントラスト。流行と無縁の破壊的な音楽性で「エニグマ(謎)」と呼ばれた、絶対零度の初期の姿を伝える瑞々しい記録。そのサウンドは、40年の年月を経て何ら色褪せない原石の輝きを放つ。 ///// ●絶対零度LIVE at「回天’80」パンク・ニューウェイブの熱波で多くの若いバンドがひしめきだした1980年。5月、次世代と目された数バンドを集めたレコーディングライブ「回天’80」(六本木スタジオマグネット)が企画された。収録された音源はオムニバスLPとして予告されたが、主催者が経済破綻により行方をくらまし、そのまま幻の音源となっていた。40年後、コロナ禍に世界が揺れる2020年、ある種の終活として主催者が謝罪と共にマスター音源をバンドに返却。メンバーすら忘却していた音源が、忽然として陽の目を見ることになった。 ●JUNK CONNECTION発足案内(1980年)より絶対零度 紹介文海外でもポストパンクのひとつの動向としてフリーキーなアバンギャルドロックが台頭しているが、それに対応するように、この日本でも今までとは全くちがった音の流れが始まりつつある。昨年から活動を開始した絶対零度もその代表的なバンドだ。様々な音楽要素をぶち込んだ彼らのサウンドは常に不定形であり、そのスリリングな展開に一部で強い支持をつかんでいる。現在の学生の背負う負の部分を感じさせる暗いトーンのステージングも印象的だ。彼らのはじめてのレコーディングである今回のシングル盤も、そんな彼らの個性を充分に伝えられる、自由な空間を感じさせるものとなっており、今後のロックの動向を占うものとなるだろう。 ●絶対零度 - HISTORY80年当時、次世代バンドの雄として注目されていた絶対零度。79年秋、波止康雄(vo)笹山照雄(g)大熊ワタル(syn)中川一郎(b)きむらしんや(d)の編成で始動。同年末、吉祥寺マイナーでデビュー以後、精力的に活動開始。80年春以降は、新宿LOFT、渋谷屋根裏などにも進出、INU、AUTO-MOD、ZELDAなどと共演。80年夏、ジャンクコネクションEPで注目を集める。直後、波止が脱退(本リリースを機に40年ぶりに再会)。その後、残ったメンバーで、東芝EMIでのテスト録音や、名古屋・関西ツアーなどの展開があったが、81年春に解散。一部メンバーの再始動により82年まで活動。
- 01. 入れてロック
- 02. 百足
- 03. ブンブン
- 04. 佇立
- 05. 闇と
- 06. 亀裂
- 07. 亀裂
- 08. 百足
- 09. ハロー 3
- ●Tr.01~06 = from「LIVE at 回天’80」※発掘音源、初公開音源
- ●Tr.07~09 = from「Junk Connection EP」※初CD化、デジタルリマスター