1980年に英ロチェスターで結成されたネオ・モッズを代表するバンド、ザ・プリズナーズ。後のザ・ジェイムス・テイラー・カルテットのメンバー等も在籍したバンドが、1986年にカウントダウンよりリリースしたラスト・アルバム、『イン・フロム・ザ・コールド』がリイシュー。
Acid Jazzの登場以前にはCountdown Recordsが存在した。The James Taylor Quartetの登場以前にはThe Prisonersが存在した。CountdownはEddie PillerがMaxine Conroy、Terry Rawlingsと80年代半ばに共に立ち上げたレーベルで、60年代とモッズに影響を受けたグループを輩出。短い期間で大きな影響力を持った。一方、The Prisonersはシンプルに偉大なバンドの一つであった。1981年から1986年にかけて4枚のアルバムをリリース。その4枚のなかで彼らが最も好きではなかったアルバム(少なくともインタヴューでファンに対して、買うな、といったアルバム)が『In From The Cold』だった。にもかかわらず、このアルバムには沢山のファンが存在する。「音楽教育においての成長期にThe Prisonersは現れたんだ。『In From The Cold』は僕のレコード・コレクションの大切な一部だった」とThe CharlatansのTim Burgessは語っている。
- 1. All You Gotta Do Is Say
- 2. Come Closer
- 3. The More That I Teach You
- 4. Mourn My Health
- 5. I Know How To Please You
- 6. Deceiving Eye
- 7. In From The Cold
- 8. Wish The Rain
- 9. Be On Your Way
- 10. Find and Seek
- 11. Ain’t No Telling
- 12. Main Title Theme (The Lesser Evil)