UKジャズシーンの先鋭によるコルトレーン・トリビュート・アルバム︕モダン・スピリチュアル・ジャズの傑作アルバム︕
オマー、バグズ・イン・ザ・アティックや4ヒーローなどの UK のクラブ界の重鎮らをサポートし頭角を表した、先駆的な UK のジャズ界の反逆者であるサックス奏者、ショーン・カーンは、敬愛するジョン・コールトレインを賛美する、ときめくトリビュート盤『Supreme Love: a Journey Through Coltrane』を BBE Music から発表する。 UK が誇る、ジャズ、ダンス、ブロークンビートとエレクトロニック・ミュージックなどの異なる音楽ジャンルを織り込んだこの大作にカーン氏は、こう問いかけようと試みている「私にとって、ジョン・コールトレインとは誰なのか︖ 彼は一同に男、伝説、神話、語り手、聖者とムードだ。私自身の今までの歩んだ道は険しいもので、ミスと勝利の連続で切り開かれたが、コールトレインの音楽だけが私の人生に置いて、不変だった」。 そんな意気込みで手がけた『Supreme Love』には、ブローケンビート界からの旧友、カイディ・テイタムとダズ・アイ・キューを呼びかけ、彼らに未来志向かつオリジナリティの畏敬の念を本作に注入してくれ、また UK ジャズのレジェンドの二人、ピーター・キングとジム・マレンの参加により、豊かで、明白な歴史感覚をこの作品に提供してくれている。他に才能溢れるミュージシャン達の多く参加しているが、その中に注目すべきアーティストはザ・シネマティック・オーケストラのリード・シンガーであるハイディ・ヴォーガルだ。彼女の独特のソウルフルな歌声は、本作の大半にフィーチャーされているカーン氏のサックス演奏とコールトレインの心に染みる歌詞を快く賞賛している。 『Supreme Love』はカーン氏に取って自身の音楽的な成長の次の進化を遂げる作品であり、またジョン・コールトレインのキャリアの中のそれぞれの時代、ハード・バップ(マイルス・デービスのグループ)期、『Giant Steps』『Moments Notice』を出した時期、スピリチュアル・ジャズ期(『至高の愛』)と最後の最も実験的で、コズミックな時代(『Interstellar Space』)を意識的に表明しようと試みようとした。今まで偉大なるコールトレインの幾つかの期を網羅する作品をこれまで出会った事がなかったので、カーン氏は本作でトリビュートしようと挑戦しようとして、見事に成功した力作に仕上げている。
- 1. A Love Supreme
- 2. Starchild
- 3. Afro Blue
- 4. Azawala
- 5. Emiliaʼs Pick
- 6. Naima
- 7. As We Came Out Of
- 8. Giant Steps
- 9. Momentʼs Notice
- 10. The Savage Detectives
- 11. Starchild (Kaidi Tatham Remix)
- 12. Azawala (Kaidi Tatham Remix)
- 13. Equinox
- 14. Impressions
- 15. Cousin Mary
- 16. Equinox (Alt Take)
- 17. Giant Steps Outro