7 INCH

大阪レイニーブルース

¥1,650

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日本におけるクンビア・バンドのパイオニア:ROJO REGALOの荻野恭子とpicoナカジマによる新バンド:THE NONFICTIONSが結成から2年...待望のフィジカル作品となる7"をリリース!

日本のクンビア・バンドのパイオニアの一つに間違いなく数えられる大阪のROJO REGALO。その中心メンバーの、荻野恭子(Vo.)と、picoナカジマ(Gt.)が新たなバンドの活動を企てている。そんなニュースをSNSで目撃した時、それはそれは興奮したものだ。ROJO REGALOが創造した歌謡曲とクンビアをミックスし、大阪の濃厚なソースカルチャーを通過したその音のオリジナリティは唯一無二。そんな2人が新しいバンドを始めるのだからこれが気にならないわけがない。そして始まったバンドが、THE NONFICTIONS。結成から2年。待望のフィジカル作品、7"のリリースが決定した!!メンバーは先に紹介した荻野恭子とpicoナカジマの2人に加え、現在はROJO REGALOのパーカッション奏者としても活動するAiconga、そしてテクノポップユニットIMOや歌謡ジャグバンド、森の珍楽団で活動するベーシストの川西卓也、10代よりロック、ブルース、ファンク、ジャズ、ヒップホップ、エレクトロ、など多くのバンドを経験するドラマーのワタンベの5人からなるTHE NONFICTIONS。まるで映画のワンシーンを切り取ったかのような「絵」として歌が瞼に浮かぶ強烈なインパクト。その脅威の表現力、荻野恭子の持つ歌の力。力強さ、艶、色気に妖しさ。。。様々な表情を見せる歌声と独特のワードチョイスからなる詩に、様々な音楽要素を飲み込んだ百戦錬磨の手練れたちによる演奏。これらがぐっちゃぐっちゃに交わった世界て、やっぱり濃いわぁ。。ドロドロのA面「大阪レイニーブルース」からは絶滅危惧種の昭和の匂い?いやいや、これが新時代の匂いに感覚。モノクロームな世界観、だけど豊かな色彩を感じるというか。この混ざり具合にこのバンドのオリジナリティを見た。単純に「新しい」だけとはまた違う、その匂いが気になって気になって鼻から離れやしない。そして、らしい表現で綴られるどこまでもピュアで正論まっすぐなB面「CROSS OVER」は希望の歌。この歌の美しさ、ポジティブさ、そして愛。籠められたメッセージはこれからの時代を生きてゆくキーワードになるのでは。と、一度足を踏み入れたら出られない、沼のような危険な2曲だ。予想以上の濃厚さと独特な表現でリアルな歌を届けてくれたTHE NONFICTIONS。パッションも十分どころじゃない。ROJO REGALOとはまた違うヴェクトルの難波発のストリート音楽の創造に期待が高まる。(TEXT by AMEMIYA KSK)

  • Side A
  • 大阪レイニーブルース 
  • Side B
  • CROSS OVER
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