東京発、今まさに大注目の4人組オルタナティブ・ロック・バンドKhaki(カーキ)が、7月にリリースした1stアルバム「Janome」から、時を待たずして今年の夏~秋に聴きたい、新作EPをリリース!
アクのある4曲が雑然と並べられた、今この時期に聴いて欲しい陰湿で痛快な一枚。それぞれ別の場所に向かって高ぶっていく楽曲達は、聴く人の鼓膜を螺旋棒のように刺して揺らす。本作への制作開始を皮切りに、シンセを取り入れた編成となり、バンドの音楽性も拡張した。エンジニアの西村曜(17歳とベルリンの壁/kiss the gambler/わがつま/J-TAROなどの楽曲を担当。)のサポートを受けレコーディングを行い、作詞・作曲はメンバーの中塩と、平川が担当。ジャケ写アートワークは橋本が担当している。7月リリースの1stアルバムから、時を待たずしてリリースとなる本作『頭痛』に収録の新曲4曲は、夏の雨天を過ごすかのような気だるさを感じさせながら、魅せるインストパートからの渋く、切れ味のある展開によって昇華されていく。普遍性を帯びた邦楽的なメロディーセンスは健在ながら、独自の世界観へ惹き込むバンドアレンジに磨きがかかり、退廃的な美しさに身を揺さぶられる、刺激的で心地よい奇妙な1作となった。
- 1. Overtone
- 2. 子宮
- 3. 違う月を見ていた
- 4. うってつけ