サム・クームズとジャネット・ワイスによるパシフィック・ノースウエストのアイコン、クワージ。危機を乗り越え、ジョン・グッドマンソン(スリーター・キニー、デス・キャブ・フォー・キューティ)と共に作り上げた10年振り、10枚目のアルバム『ブレイキング・ザ・ボールズ・オブ・ヒストリー』をサブ・ポップよりリリース。
Quasi(Sam Coomes&Janet Weiss)はSub Popより、ニュー・アルバム『Breaking the Balls of History』を2023年2月10日にワールド・ワイドでリリースする。全12曲が収録されるこのアルバムは、2人とJohn Goodmanson(Sleater-Kinney、Bikini Kill、Unwound、Treepeople、Team Dresch)がシアトルのスタジオ、Rob Langで制作。Goodmansonがエンジニアとミックスを担当し、Third Man MasteringでBill Skibbeがマスタリングした作品だ。『Breaking the Balls of History』は、前作から10年振りに発売される10枚目のアルバムだが、この10枚のアルバムは、彼らが一緒にプレイてきた30年の歴史と重なる。二人はパシフィック・ノースウエストのアイコンとなり、Quasiは常に不動の地位を築いてきたのだ。しかし、2019年8月、Janetは交通事故により両足と鎖骨を骨折。その後のロックダウンもあり、彼らは2013年のアルバム『Mole City』が最後のレコードになるかもしれない、と考えていた。活動を続けることが出来なくなった二人は、あるアイデアを思いつく。それは、「まるでツアー中のように振る舞い、毎日一緒にプレイする」というものだった。彼らは練習スペースに籠り、異質な世界の困惑と不条理を歌に注ぎ込んだ。Janetは回復し、アスリート並みのスタミナを得るに至った。このセッションの驚くべき結果が、ニュー・アルバム『Breaking the Balls of History』である。●Quasi はElliott Smithと共にバンド、Heatmiserで活動したSam Coomesと、元Sleater-KinneyのJanet Weissによる米ポートランドのインディ・ロック・バンドだ。1993年、活動をスタート。同年、セルフ・タイトルのアルバムを自主リリースし、1997年にセカンド・アルバム『R&B Transmogrification』をUPよりリリース。その後、UP / Dominoより2枚のアルバム(『Featuring "Birds"』『Field Studies』)、Touch & Go / Dominoより3枚のアルバム(『The Sword of God』、『Hot Shit!』、『When the Going Gets Dark』)、Kill Rock Stars / Dominoより2枚のアルバム(『American Gong』『Mole City』)をリリースしている。
- 1. Last Long Laugh
- 2. Back in Your Tree
- 3. Queen of Ears
- 4. Gravity
- 5. Shitty Is Pretty
- 6. Riots & Jokes
- 7. Breaking the Balls of History
- 8. Doomscrollers
- 9. Inbetweenness
- 10. Nowheresville
- 11. Rotten Wrock
- 12. The Losers Win