グランジやメタル等、様々なシーンやアーティストに影響を与えるカリスマ、メルヴィンズ。自らのレガシーを引き継ぎながらも、これまでで最も型破りで、最もキャッチーなニュー・アルバム『タランチュラ・ハート』をリリース。●ゲスト:ロイ・マヨルガ(ミニストリー)、ゲイリー・チェスター(ウィ・アー・ジ・アステロイド)【来□公演決定】2024.3.17 (SUN) □阪:Music Club JANUS2024.3.19 (TUE) 東京:渋谷WWW X2024.3.20 (WED) 東京:渋谷WWW X
Melvinsの最新作『Tarantula Heart』(4月19日、Ipecac Recordingsよりリリース)は、エキセントリックで非凡な作品によって賞賛されてきた彼らのレガシーを引き継ぎながら、これまでで最も型破りで、最もキャッチーで、想像力豊かな作品へと仕上がった。「『Tarantula Heart』へのアプローチの仕方は、他のどのMelvinsのアルバムとも違っていた。DaleとRoy Mayorga(Ministry)に来てもらって、Steven(McDonald)と僕と一緒にリフをプレイしてもらった。そして、そのセッションをもとに、どのパートが上手くいくかを考え、それに合うように新しい曲を書いたんだ。これは今までのやり方とは違う。普通は、レコーディングを始める前に曲を作っておくからね」とBuzz Osborneは説明する。「『Tarantula Heart』の大部分にはドラム・パートが2つある。Royは素晴らしいドラマーだ。まず、パターン的にどうするか話し合う。そして、リフをインプロヴァイズしたり、ドラム・フィルを交換したりするんだ」と長年のMelvinsのドラマー、Dale Croverは付け加える。実際、どこからともなく何かが生まれることはなかった。なので、Buzzは何時間もドラム・トラックと向き合い、ドラムの音に合わせて曲を書いていた。「セッションをもとに僕が作った曲をバンドの他のメンバーが聴いたとき、彼らは吹き飛ばされたよ。それは、彼らが今まで聴いたことのない、まるで突然に現れたかのような新曲だったからね」とBuzzは語る。Melvinsの長年のコラボレーターであるToshi Kasaiがレコーディング、ミキシング、共同プロデュースを手がけたこのアルバムには、We Are The Asteroidのギタリスト、Gary Chesterも参加。Garyはかつて伝説のバンド、Ed Hallのメンバーであったので、彼とMelvinsの歴史は、彼らがBoner Recordsに在籍していた頃に遡る。●米のロック・バンド、Melvinsは1983年、ワシントン州モンテサーノで結成された。基本はトリオでプレイし、時に4人編成となり、昨今はドラマーやベーシストを追加したりもしているが、Buzz Osborne(Vo/G)とDale Crover(Dr)の二人が1984年からのコンスタントなメンバーである。1986年にデビュー・EP『Melvins(Six Songs)』、1987年にデビュー・アルバム『Gluey Porch Treatments』をリリース。1993年、Atlantic Recordsから初のメジャー作『Houdini』をリリースも、計3枚のアルバムのみでメジャーを離脱。1999年からはMike PattonのIpecac Recordingsとのパートナーシップをスタートさせている。MelvinsはNirvana、Soundgarden、Green River等、シアトルのグランジ・バンドに大きな影響を与えたことで知られる。また、グランジ以外にもTool、Mike Patton(Faith No More)、Boris、Pig Destroyer、Helmet、Full of Hell、Corey Taylor(Slipknot)、Sleep、Earth、Sunn O)))、Lamb of God、Mastodon、Neurosis、High On Fire、Baroness、Eyehategod、Isis他、数多くのバンドがMelvinsからの影響を口にしている。
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