レット・ミラー率いるオルタナ・カントリーのパイオニア、オールド97。ファースト・アルバムから30年、13枚目のスタジオ・アルバム『アメリカン・プリミティヴ』が完成。●ゲスト:ピーター・バック(R.E.M.)、スコット・マッコーイ(ヤング・フレッシュ・フェローズ、ザ・マイナス5)
デビュー・アルバム『Hitchhike to Rhome』から30年、Old 97’sは2024年4月にATOから13枚目のスタジオ・アルバム『American Primitive』をリリースする。Tucker Martine(My Morning Jacket、The Decemberists、Neko Case)がプロデュースし、Peter Buck(R.E.M.)やScott McCaughey(The Young Fresh Fellows、The Minus 5)といったミュージシャンをゲストに迎えたこのアルバムは、オレゴン州ポートランドのスタジオ、Floraで意図的に行われた一連のセッションで形作られた。「これは、プリプロダクションをゼロにした初めてのレコードだった。30年間一緒に演奏してきたことを活かして、選択ということを考えすぎず、その場で何かを思いついて、本能の赴くままに制作した」とRhett Millerは指摘する。また、アルバムのタイトルは、Stephen Kingのサイコ・ホラー小説『Duma Key』に登場する架空の芸術批評から引用された。「この1年間、結成30周年を記念してツアーを行ってきた中で、『バンドメイトと僕はこれほど長い間、親密な関係を築いてきた』という事実に、何らかの感情が沸き起こらないわけがなかった。長く続いたことは、僕たちはあの頃と同じバンドのままである、という事実に関係していると思う。様々な方向へ押し進める実験をしたり、バンドの外で新しいことを学んだりしたこともあったけれど、音楽へのアプローチの仕方は基本的に変わっていない。僕らの心は今も全く同じ場所にある」とMillerは語る。
- 1. Falling Down
- 2. Somebody
- 3. American Primitive
- 4. Where The Road Goes
- 5. Honeypie
- 6. By The End Of The Night
- 7. Masterpiece
- 8. Incantation
- 9. Magic
- 10. Western Stars
- 11. Chased The Setting Sun
- 12. This World
- 13. Estuviera Cayendo