オーストラリアのバンド、ガール・アンド・ガールのデビュー・アルバムが完成。バーク・リード(コートニー・バーネット、ジュリア・ジャックリン)のプロデュースによる『コール・ア・ドクター』、サブ・ポップよりリリース。
2024年5月、オーストラリアのバンド、Girl and Girlがデビュー・アルバム『Call A Doctor』をリリースする。このアルバムは、彼らが2023年にデジタル・リリースした8曲入りEP『Divorce +』に続くもので、「All I See」と「Dance Now」という傑出したシングルが収録されている。フロントパーソンのKai James(Vo/G)と彼のおば、Liss(Dr)、そして、長年の友人であるJayden Williams(G)とFraser Bell(B)で構成されるバンドは、メルボルンにある2階建ての工業団地、Sundowner Soundでアルバムのレコーディングを実施。プロデューサーのBurke Reid(Courtney Barnett、Julia Jacklin)と2週間連続でマラソン・セッションを行った。『Call A Doctor』の11曲は、壮大なギター・エピックや軽妙なアコースティック・シャッフル、スパイキーなパンクや、伝説的レーベル、K Recordsの愛すべき素朴なインディ・ポップまで、文字通りJamesの個人史から抜き出したものだ。「このレコードは、頭の中に閉じこもりすぎていて、そこから抜け出そうとしている個人のことを歌っている」とJamesはアルバムの全体的な展望を語る。しかし、このアルバムが私たち自身の内面にある不安なトピックを扱っているとしても、Girl and Girlの音楽がいかに生命力に溢れているかを強調することは重要だ。事実、『Call A Doctor』には、図太く大胆なユーモアのセンスや、暗闇の中の紛れもない明るさがあり、リスナーとして引き込まれないわけにはいかない。
- 1. INTRO
- 2. Call A Doctor
- 3. Hello
- 4. Maple Jean and the Anthropocene
- 5. Oh Boy!
- 6. Suffocate
- 7. Mother
- 8. You’ll Be Alright
- 9. Comfortable Friends
- 10. Our Love (Ours Only)
- 11. OUTRO