BBE Musicが主宰しているJ Jazz Masterclass Series最新作!
BBE Musicは、日本のジャズ・ピアニストの高瀬アキをJジャズ・マスタークラス・シリーズに迎え、1982年に発表した彼女のライブ・アルバム『Song for Hope』を再発する。40年以上に渡り、落ち着きのある、精妙なミュージシャンでありながら、作曲家、演奏家、レコーディング・アーティストとして活躍してきた高瀬の『Song for Hope』で、BBE Musicが1960年代後半から1980年代半ばにかけての日本のモダン・ジャズの黄金期を探求し続けられる作品である。『Song for Hope』は、高瀬が1981年11月にヨーロッパ・デビューを果たしたベルリン・ジャズ・フェスティバルで出演した時に録音したライヴ音源であり、マティアス・ヴィンケルマンとホルスト・ウェーバーが1971年にミュンヘンに設立したヨーロッパの最重要なジャズ・レーベル、エンヤ・レコードから1982年に元々リリースされた。エンヤ・レコードでは、マル・ウォルドロン、ダラー・ブランド、ランディ・ウェストンといった世界有数のジャズ・ピアニストとレーベル・メイトとなり、日野皓正、山下洋輔といった日本を代表するアーティストの跡を継いだ。『J Jazz Vol. 3』に収録されたこのヒプノティックなタイトル曲は、Jジャズ界の重鎮、森山威男がドラムを叩き、猪野信義がベースを弾いている。森山の履歴は『J Jazz Vol.1』で詳しく紹介されており、彼自身の素晴らしいアルバム『East Plants』はJ Jazz Masterclass Seriesの一環として再発された。ベーシストの井野は、1970年代半ばから日本のジャズ界で活躍しており、板橋文夫、富樫雅彦、鈴木宏昌、今田勝、高柳昌行など、多くの一流のアーティストやグループと共演、録音している。
- 1. Monologuep
- 2. Song For Hopes
- 3. Minerva's Owle
- 4. Mountain Forest