CD

ダーク・トゥ・ゼムセルヴズ

¥1,089

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1976年にユーゴスラヴィアのリュブリャナ(現在はスロヴェニアの首都)で開催された、第17回ユーゴスラヴィア・ジャズ・フェスティバルにセシル・テイラーがラフェ・マリク(tp)ジェイムズ(ジミー)・ライオンズ(as)デヴィッド・S・ウェア(ts)のフロントマンを加え“セシル・テイラー・ユニット”として出演した記録で、1時間に渡りテイラー以下全員のリアルな姿を収録したライヴ・アルバムだ。セシル・テイラー、もとよりフリージャズというと難解な、と思われる方も多いが、本作はフリーフォームながら、テーマ□各ミュージシャンのソロ□アンサンブル□ソロ□とジャズのトラディショナル・フォームを踏襲しているので、入門編としてもオススメの作品。演奏後半はソロ・ピアノで更に集中力を増したテイラーが凄まじく、マーク・エドワーズのドラムが入ってくるとピアノとドラムのバトルというより、打楽器同士のバトルが繰り広げられる。エンディングまで怒濤のプレイは続き、最後の最後に全員の深呼吸とも取れるアンサンブルで幕を閉じるが、とにかく臨場感が凄い!テイラーの気迫、ミュージシャン達の溢れ出す闘志、そしてそれを受け止めようとする客席との蜜な時間が丸ごとパックされたアルバムだ。

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