写真も約束もいらない この時をーー。小山田壮平、GONTITI、後藤正文、寺尾紗穂、坂口恭平らが賛辞を送る本格派シンガーソングライター、折坂悠太。日常の瞬間をシネマティックに掬い上げ、全ての人の心をざわめき立たせるソウル・ミュージックをたずさえて、今新境地へ。
折坂悠太は柏出身の弾き語りの形態をメインとして演奏するシンガー。ロシアやイランで幼少を過ごし、洋楽や映画音楽などの影響が大きく、どこか彼の音楽には大陸の匂いを感じさせるような、優しくも強く心を打つ壮大なスケール感をもつ。昨年から始めたバンド編成、折坂悠太(合奏)では8月にツアーを敢行、代官山晴れたら空に豆まいて で行われたワンマンライブはチケット完売、その後も小山田壮平との弾き語りツアーへの抜擢や寺尾紗穂、キセルといったアーティストとの共演で注目を集めている。今作の制作は、初めてバンドメンバーや外部のアーティストとの共同作業で取り組み、これまでには無かった新たな音楽エッセンスを散りばめ、より感情を揺さぶるような、ダイナミックかつ繊細な音楽表現を見せている。まずは、これから来るものに対する祝福を歌った一曲目「芍薬」を聴いてほしい。言いようもなく、新しい風を期待させる何かがある。
- Disc1
- 1. 芍薬
- 2. 茜
- 3. 口無し
- 4. 呼び名
- 5. ざわめき