日本の劇作家・演出家・映画監督であり、音楽家としても高い評価を得てきた多才なアーティスト。1982年にニュー・ウェイヴバンド「有頂天」を結成し、1986年にメジャーデビュー。以降「空手バカボン」「ケラ&ザ・シンセサイザーズ」などでも活動し、2014年の有頂天再結成でも注目を集める。1983年には自身が主宰するインディーズレーベル「ナゴムレコード」を設立。たま、筋肉少女帯、人生などカルト的アーティストが多数在籍し、DIY精神に貫かれた運営スタイルで「ナゴムギャル」「ナゴムキッズ」と呼ばれる熱狂的ファン層を生んだ。日本のインディーズ音楽史における重要なレーベルとして知られ、その影響は現在も続いている。一方、1993年に劇団「ナイロン100℃」を旗揚げし、以降ほぼ全作品で脚本・演出を担当。代表作『フローズン・ビーチ』などで岸田國士戯曲賞をはじめ複数の賞を受賞。ジャンルを超えた演出と国際的な視点を活かし、シス・カンパニーとの翻訳戯曲シリーズやチェーホフ四大戯曲の上演などにも積極的に挑戦。2018年に紫綬褒章を受章するなど、公共的評価も獲得している。映画監督としては2003年『1980』でデビューし、『グミ・チョコレート・パイン』『罪とか罰とか』など独自の映像世界を展開。幼少期から親しんだマルクス兄弟やキートンら無声映画、そしてジャズへの愛がその表現基盤にあり、総合芸術家としての創造性は日本の文化に大きな影響を与え続けている。
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ケラリーノ・サンドロヴィッチ(@kerasand) ・X