荒木一郎

シティ・ポップの先駆者は映画と音楽を縦横無尽に紡ぐ才気あふれる自由人

荒木一郎

プロフィール

 1944年(昭和19)1月8日生。東京都出身。
 日本におけるシンガーソングライターの先駆けであると同時に優れた俳優であり、映画音楽(劇伴)の作家であり、女優(池玲子、杉本美樹、芹明香)マネージメントのプロデューサーとしても独特の感性を放つ異人である。
 デビュー曲「空に星があるように」のリリースは1966年9月。加山雄三「君といつまでも/夜空の星」が65年12月リリースなので、やや遅れての登場である。
1966年は『和製ポップス』が形成されつつ翌67年にはじまる大GSブームの下地が形成された日本のポップス史においてきわめて重要な年である。
 「歌謡曲(流行歌)」と「洋楽(ポップス_ガバー・ポップス)」という大枠から日本独自の若者向けポップスが誕生する瞬間を自ら体現した優れた音楽家であり、シンガーソングライター(作詞作曲・歌唱)の先駆者である。
1974年発表のアルバム『D.M. Messages Directs』『君に捧げるほろ苦いブルース』はシティ・ポップの先駆的作品として評価が高い。
主要作品
[音楽]
「空に星があるように」「今夜は踊ろう」「いとしのマックス(マックス・ア・ゴー・ゴー)」「君に捧げるほろ苦いブルース」
[映画]出演
『893愚連隊』『白い指の戯れ』『白い指の戯れ』『ポルノの女王 にっぽんSEX旅行』『0課の女 赤い手錠』
[映画]音楽
『午前中の時間割り』『徳川セックス禁止令 色情大名』『ポルノの女王 にっぽんSEX旅行』『あしたのジョー2』

高 護(ULTRA-VYBE/Hotwax.INC)

荒木一郎

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